Garden Plot >> Shinobu Inokuma Official Site ...
Garden Plot


■「都立水商!」製作現場
 06/04/14現在の仕事場風景。
 一話を作る工程に沿って、作業の内容をおおまかに紹介。
 ※使用している画像自体はこの日に撮られた物ではありません。(ネタバレになってしまうと困るので)




1.担当氏との打ち合わせ

一話分の原稿が上がると、それを待ち構えていた担当さんが完成原稿を取りにやってきます。
校了日(※1)や、校了日より原稿の上がりが遅くなってしまった日以外は、たいてい原稿受け渡しの際に次回の打ち合わせをやります。
その打ち合わせの内容は、9割5分はムダ話。間違いない。
しかし一応ちゃんと打ち合わせもやってるんですよ。下のB5のノートに書かれた文字が、打ち合わせのメモ。
これは第126話の、水商の先生達が新宿の「見届け桜」を見に行く回のモノ。それっぽい事が書いてあるの、分かります?

打ち合わせのメモ

※1  原稿を編集部で確認し、写植(台詞にいれる文字)の指定をし、編集長にGOサインをもらう日。ヤングサンデーは木曜日。



2.ネーム(※2)

一休みしたら早速、お話を作ります。(という事にしておいて下さい)
打ち合わせのメモと、仕事明けのヘロヘロの頭で考えた「あらすじ」を元に、漫画の形にしていきます。
一般的には「ネームを切る」、「ネームを書く」という言い方をするようですね。ネームの事を「絵コンテ」と言う人もいます。
猪熊はB4サイズのコピー用紙に、8ページ分の枠線を引いた物を使います。それが自作の「ネーム構成用紙」です。
構成用紙は家のコピー機で、枠線をいっぱい印刷して作っておきます。
1ページ分はタテ12cm、ヨコ8cm。ちっさ!
そこにチマチマと、コマを割って漫画っぽいモノを描いていきます。下の写真が構成用紙。B4用紙を横向きに使っています。

ネーム構成用紙

ちなみに下の写真が、上の構成用紙の1ページ分を拡大した物。(構成用紙の下段右端ページ)
字もヘロヘロなら絵も適当です。とても人様にはお見せできないシロモノです(担当氏にさえ……)

構成用紙アップ

ネーム作業は現在、駅前の自習室を借りて、そこでやってます。家だと色々誘惑があって(PCとか)できないのだそうな。
たまにどこかのホテルや旅館に連泊して、そこで缶詰になる事も。とにかく誘惑のない場所へない場所へ……(笑)
以前はファミレスと漫画喫茶を行き来していたのですが、太りました。のでやめたみたいです。


で、ある程度できたらネームを清書して担当氏に見せます。
下の写真、見て下さい。同じB4の紙なんですけど(右の紙は左の紙に半分隠れてます)、右がネームの下書きで、左が清書したネーム。
担当氏に見せる為に、猪熊、わざわざ倍のサイズの大きさに書き直してます。

ネーム清書後

……すっごく意味のない作業のような気がしますが。

「字が汚いので読めないだろ」 by本人談

……どっちも大して変わりません。
で、担当氏からOKが出たら、作画の作業にかかります。
リテイク(※3)が出たら……ひたすら直します。えぇ、ひたすら。
だいたいネームに4日くらいかかってます。


※2  お話を考える作業の事。元々はコマの下などに入る説明文の事を表していた、または、フキダシ(台詞)の事である……など諸説あるようです。
※3  「もう一度、描き直して下さい」と笑顔で担当さんに言われる事。それまでの苦労がすべて水泡に帰す、恐怖の瞬間。


この後の工程は下の[次]リンクをクリックして下さい。↓


 



Copyright (C) Since 2000.12.21 SALADPLANNING. All Rights Reserved.